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2022年2月16日

大好きな絵本に囲まれる園生活

今回は西大井えほん保育園  野地 昭子園長にお話を伺いました!

絵本の力を示して子どもの心を育む

園名の通り圧倒的な蔵書数を誇る『えほん保育園』。
絵本を通じた保育活動で子どもたちのこころを育てることに注力しています。絵本の魅力と実際の保育活動について、西大井えほん保育園の野地昭子園長にお話を伺いました。
「子どもたちには絵本を通じて自尊、自立、協調、創造の4つのこころを習得して欲しいと思っています。本来は親子で絵本を読むことで自己肯定感や安心感が身につくと言われていますが、保育士ともそういう関係を築いて欲しいですね」
絵本との出会いで、子どもたちはファンタジーの世界に入りこんだり、きれいな言葉を習得したり、やさしい気持ちを持ったり、先を見通す力が身に着いたりするそう。
「保育士にとっても絵本は大事なんです。発想や考えの広がりを手助けしてくれています」
と語る野地園長。絵本が生活の一部になっているという園では、人気の本を譲り合ったり、散歩中に見た植物を図鑑で調べたり、お友達とお話を作って遊んだり、4つのこころが確実に育っているようです。

 

▲現在、東京都内に8園ある『えほん保育園』では、すべての園に3000冊以上の絵本が置かれている。月に1回司書が入り、絵本を管理してくれているそう

 

大好きな絵本をじっくり読み聞かせ

園では「つなぎで絵本を使わない」を合い言葉に、園児が全員揃ってからひとつの活動として絵本の読み聞かせを取り入れています。じっくりお話を聞くことで、園児たちも集中して絵本の世界に入り込んでいきます。先生が読んだ本は、子どもたちに大人気に。

 

園全体で取り組む『えほん活動』って

今年度から始まった『えほん活動』。クラスごとに担当を決めて絵本の世界をホールに再現していきます。今年は『もりのとしょかん』がテーマに。4歳児クラスの子どもたちは、トイレットペーパーの芯で作った“としょかん2階の手すり”をキレイに並べていました。

 

絵本好きの先生は手作り絵本に挑戦

こちらは2冊とも先生が作った手作り絵本。どちらも切り絵を貼り付けたぬくもりのある作品。先生たちが作った絵本の優秀作品は製本されて、売り物のような仕上がりに。子どもたちも刺激を受けて2歳から卒園するまで50冊の絵本を作ったというお子さんも。

 

月ごとにテーマを決め絵本をピックアップ

あまりの蔵書の多さに「どれを読んだらいいの?」と悩むお子さんのために、毎月テーマを決めて絵本をピックアップコーナーに並べています。「表に出すことで、その本に興味を持つ子どもが増えます」と園長先生。ホールの飾りつけもテーマに合わせた園児の制作物で統一しています。

 

絵本が育てる子どものこころ

子どもたちをしっかりと愛情で包み、安心感できる環境で絵本を読むことで、園児の言語力、表現力、好奇心、探求心、集中力、想像空想する力が育つと考えています。

 

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