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柔軟な思考で福祉に取り組み
地域に根ざした事業を展開

 

『For The Communityー地域を元気に、笑顔をつなぐー』をミッションに掲げる、社会福祉法人 永寿荘。特別養護老人ホームを始め、デイサービスやショートステイの運営など高齢者福祉をメインに、保育、教育の福祉サービスを幅広く展開しています。

さらに、2020年11月には障がい事業として埼玉県川越市にチョコレート専門店もオープン。障がい者の就労を支援し、地域福祉向上を牽引しています。

今羽の森は大宮駅から電車で8分、今羽駅から歩いて10分ほどのところにあり近隣に複数の学校が立つ、自然にも恵まれた過ごしやすい環境です。今回お話を伺ったのは、特別養護老人ホーム 今羽の森で働く中澤智美さん。中澤さんは新卒で入職し4年目からユニットリーダーを務めています。

「ユニット」とはひとつのまとまりのこと。今羽の森では入居者さま10人を一つのユニットとして、同じスタッフがケアさせていただくことで、入居者さまの食事や排泄、入浴介助をして暮らしをサポート。個室と共有スペースがあり、できるだけ自宅に近い環境で、入居者さまの生活リズムに寄り添ったケアをしています。

今でこそユニットケアが浸透していますが、ここ永寿荘はその先駆け。施設長の髙橋康子さんによると、日本で制度化される前から行なっていたそうです。ノーリフトケアの実践や、ICT化で見守りシステムなども積極的に導入し、クリエイティブな介護を実践しています。

 

質の高いサービスを提供するための
働きやすい環境が整っている

働きやすいと思う一番の理由は「やっぱり人です！」と中澤さんは断言します。職員全体が同じ方向を向いていて、スタッフ同士声掛けを大事にして仕事ができる環境です。永寿荘への入社を決めた理由も「職場の雰囲気や人の良さ」でしたが、今でもその印象は変わらないそうです。

その良好な関係、雰囲気の良さがあるからこそ、入居者さまに対しても丁寧で質の高いサービスを提供し続けることができています。

さらには法人全体で定時退勤に取り組んでいたり、夜勤も8時間労働になっています。

ICTの活用や計画的有休消化制度など身体的負担を軽減し、リフレッシュしやすい環境になっていることも、働きやすさに繋がっています。

イベントの時などは、みんなで意見を出し合える雰囲気もあるそうです。今羽の森では夏祭りや敬老会、クリスマス会などの行事はもちろん、日々イベントを多く行っています。特に併設するこんばの森保育園とは定期的に交流を行っており、新卒でもイベント企画を行い自分らしさを発揮しています。

一人一人の勢いがあって明るく、話しやすいアットホームな雰囲気があります。

 

チューター制度、研修制度で
誰もが成長していける環境がある

2022年に20周年を迎える永寿荘の職員の平均年齢は33歳。若い世代がしっかりと成長し、地域福祉を支える仕組みを作っています。
職場のその温かな雰囲気は、チューター制度が関係しています。これは新卒スタッフに年の近い先輩スタッフが付いて、日々の業務をサポートするもの。12月に行われる新卒新入職員研究発表会への取り組みも、チューターと二人三脚で行います。

チューター制度には、年齢が近いことで気軽に相談しやすく、職場に馴染んだり安心感を生んだりする効果があります。チューター自身も、新人に教えることで責任感が生まれ、介護の知識や仕事の再確認にもなって新たな成長が期待できるのです。また、永寿荘では初任者研修・実務者研修を法人の職員が講師となって開講する資格取得支援制度があります。新人研修などのさまざまな研修も充実しています。
介護の知識や経験がなくても、未経験でも安心して仕事に取り組め、努力次第でステップアップしていける仕組みが整っています。

 

多彩な選択肢から適性を見つけて
自分らしく働き続けられる

「当法人の介護採用は『総合職』です」と施設長の髙橋さん。まずは介護職を経験し、そこから本人の適性や希望を考慮しつつ、生活相談員やケアマネジャーなど将来の方向性を決めていけるそうです。

冒頭で触れたチョコレート専門店の責任者も新卒で入った職員。中澤さんも入職時に、まずユニットリーダーになりたいことを伝えており、目標に向けて努力し続けていました。永寿荘には努力次第でキャリアアップできる仕組みがあります。介護職だけに止まらないポジションがたくさんあることも、永寿荘の特徴です。

新卒採用を積極的に行って時間をかけて育てていくなかで、若手は『自分は何が向いているんだろう？』と考えることができ、法人という大きな器の中で適性を伸ばしていくことができるんです」と髙橋さん。

事業所内保育所など、福利厚生がしっかりしているため、結婚しても働き続ける人が多いそうです。

最後に中澤さんに就活生へのエールをお願いすると、

「色々と不安もあるとは思いますが大丈夫です。チューター制度をはじめ、さまざまな制度が整っている永寿荘だからこそ、お互いに支え合い、みんなが気持ちよく働こうという素敵な風土があります。一緒に楽しく働きましょう」とのメッセージをいただきました。

 

※取材撮影時はマスクを外していただきました

介護士）

・中澤智美さん　26歳　ユニットリーダー　埼玉県出身　介護歴：今羽の森で4年

 

今羽の森施設長）

髙橋康子さん

中途採用で社会福祉法人 永寿荘に入職して16年。特別養護老人ホーム 扇の森で主任を務めた後、2009年、現施設の立ち上げに関わり今羽の森の主任に。2014年から現職。